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舞台「ヴェニスの商人」/天王洲銀河劇場観劇レポ

070927_181710  日程がぽっかり空いていたので、何か舞台はないかと探したら藤原竜也、市村正親、寺島しのぶと豪華キャストの舞台「ヴェニスの商人」が折り良く上演されているではないですかっ♪藤原竜也は一度見てみたかったし、キャストも芸達者が揃って面白そう!おおよそ映画等でもキャストが豪華ですと、作品はそれ程でもなかったりしますがこの3人は安心して観ていられました!さっすが~♪
 しかも演出(グレゴリー・ドーラン)のテンポも芸術(マイケル・ヴェイル)のセンスも良く、実に素敵でした。開演時間前から、音楽家や出演者達が仮装姿でロビーを歩きカーニバルの雰囲気を高めてくれるのも楽しかったです。そうそう、入場時に貰った折込チラシに、「カリギュラ」のチラシが入っていたのも嬉しかったです。(笑)

070927_181413  バサーニオな藤原竜也は、華奢な体つきなんですけど、この色気と華は一体どこから出てくるのでしょう!?という位に、舞台に現れると目を惹きます。アントーニオ(西岡徳馬)に甘える場面や、シャイロック(市村正親)とこづきあう場面なんて、じ~つに魅力的♪声もよく通りますしね。立ち上る色香とオーラに唖然としながら観ていました。3つの箱での扮装もこなしていましたし、面白い役者さんです。ただ、ポーシャ(寺島しのぶ)との絡みはお互い、他の人と組んだ時に比べて通りいっぺんなのは演出なのかしら?
 その寺島しのぶは、初め、未婚の女性という設定はいまひとつ無理がある気がしたのですが、舞台が進むにつれ、ポーシャの賢さやしたたかさと健気さをよく演じていましたし、侍女(佐藤仁美)とのコンビの息がよく合っていました。
 シャイロックの市村正親も、前半の憎めないおちょくりぶりから、後半のシリアスで悲痛な訴えまで、幅広く演じています。市村さんはどこか明るさのある人なので、シャイロックを演じても観ている者が何がしか救われる思いがしました。カーテンコールでも、ステージ中央まで歩いてくる時に飛び跳ねておられましたしね。お茶目な人です。(笑)それにしても劇中、ずっと長セリフ&早口なので、皆さん、よく舌がまわるものです。

 唯一ひっかかったのは、物語が「ヴェニスの商人」であったこと。。。以前、物語を読んだ時に、シャイロックの顛末が微妙に納得いかなかったとうっすら記憶していたのですが、今回、舞台を見ると益々ひどい物語に思えてきました。いっその事、悲劇だったらすんなりと納得できるんですけど、これが中途半端に喜劇の部類に入るのがどうにも神経に障ります。せめて改宗を迫るのだけは止めてほしぃゎ。
 ただ、この物語の題名でもある「ヴェニスの商人」すなわち、商人的観点からこの物語を見ると、筋が通っている物語なのかもしれません。勝てば強者で徳ある者と褒めそやされる、負ければ全否定され根こそぎ持っていかれる世界商売人根性が問われている物語なのか・・・?舞台自体は「観てよかった!」と大満足でしたが、もう一度観たいかと言われるとこの物語では、もはや行かないでしょう。。。でも、役者だったらシャイロックは演じてみたい人物なんじゃないかな。
 藤原竜也の別の舞台を観てみたいです♪

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